2008年06月26日 Thu

思考・発想・表現言語

共通言語」の続きです。

日本語・英語・フランス語を使い分けるフランス人の友人との関係について,日本人側の友人とも話したことがあるのですが,
同じ人でも使う言語によって出てくるパーソナリティが微妙に違うんですね。
例えば友人の例のフランス人(わたしも友人です)が,日本語を話すとき・英語を話すとき・フランス語を話すとき,それぞれ性格…とかなんていうんでしょう…染み出るキャラクター?極微妙に違うんです。
人はできるだけ「自分を出せる」言語を使いたいのではないか……。(そしてある人がその言語を学んでいると分かれば,場所が日本だろうが相手の国だろうがその言語に連れて行かれるのだろう……)と予測します。
ん〜是非日本語も覚えてください(笑)

でもわたしも,実はフランス語を使っているときの方がしっくり来ることもあって不思議です。
無生物主語の文章とか気持ちがいいんですよね。
例えば,日本語に直訳されるときに「それはわたしを〜させる/させない」となる文等のことです。英語で言えば "It makes me happy." の類。でもなんでか英語よりしっくり来る気がする。。
例文:
 « Ça me fait plaisir. » 
 « Ça m'assure. » 
 « Cela ne me gêne pas. » 


英語ではやはり感嘆文でしょうか。。。
先ほど書いたようなのも含め,表現が豊富ですからね。かといって何かあると“Oh my goodness!”で事足りたりしますし(笑)
(例えば同じような意味の“Mon dieu !”や“Mince !”といったフランス語や「なんてこった!」「ああ!」といった日本語を使うよりも英語の“Oh my goodness!”の方が感情込めやすかったり,そういうことです。)
例文:
"Oh, my goodness!"
"What?"
"Who cares?"


日本語でしっくりくるのは「受身」の文章(「〜れた」っていう一般的なもの)や「非断定」(「〜ではないかと思われる」みたいな長い断定を避ける文章)を使っているときですかね♪(笑)
なんだ〜やっぱり日本人なんだなって思います(苦笑)
でもこういった発想をいつもの「日本語の受身形(受動態)」ではなく「外国語の能動態」で一番最初にできたとき,「今日はわたし能動的だ!」って思うんですね(笑)

あと,外国語をよく使うようになって「あんたはストレートすぎる」と親によく言われるようになりました。もはや直球しか投げられません(笑)好きなものは好き,嫌いなものは嫌い,できないものはできない,いらないものはいらないんだってきちんと言わないと気持ちが悪かったりするのがこの症状です(苦笑)
思考言語というか発想言語というか……。

---
こんな↑記事を書いて次の日,ニュースサイトを見たら,言語使用と性格に関する研究が新たにまとまったというニュースが!
バイリンガル、話す言語により性格変えている可能性=米研究(ロイター 6月25日 19:03)
 6月24日,米国の研究者はバイリンガルが話す言語により性格変えている可能性を明らかに。[ニューヨーク 24日]
 2つの文化に順応し2つの言語を話す人たちは,話す言葉によって無意識に性格も変えているという研究結果を,米国の研究者が明らかにした。
 同研究は,ニューヨーク市立大学バルーク校とウィスコンシン大学ミルウォーキー校のチームが,バイリンガルのヒスパニック系女性グループを対象に実施。結果を専門誌「ジャーナル・オブ・コンシューマー・リサーチ」で発表した。
 それによると,被験者の女性たちは英語を話すときよりもスペイン語で話すときに,自分がより積極的に自己主張すると答えた。また,この変化はバイリンガルでも1つの文化のみに適応する人たちよりも,バイリンガルで2つの文化に順応する人々の間でより顕著だったという。
こんなこと今に始まったことじゃない気もしますが,実験を行った結果,今までより明らかになったんでしょうね。

わたしが経験上思うに,性格を変えているというより……
1.言語を強制的に決められた場合(相手が理解できる言語が限られている場合やここでは〜語で喋ってと求められる場合等),出せる性格が決まってしまう
2.言語を自由に選べる場合(相手も問題なく理解できることが分かる場合など),自分が出したい性格を一番出せる/言いたい事を一番言える言語を選ぶ
3.会話相手が文化背景を共有出来る人かどうかによって性格・言語を変えるだけ (例えば,主張する文化・しない文化のどちらかにしか耐性がない人を相手にする場合など)
前提:「表現したい性格/ニュアンス」は,日・時間・場所・相手・気分などその時その時その場その場で違う
とかの方が近いかなと。。。

例えば先ほどわたしも書いたように,
"It makes me happy.""It's my pleasure."のような発想は簡単に出来るにもかかわらず, « Ça me fait plaisir. » の方がよりしっくりくる/すぐ出てくるのだったり,
「やってみたい!」という気持ちを表すのに,"Je voudrais..." "J'aimerais..." のほうがしっくりくるような。。。(わたしの場合:「〜したい」 < "I'd like to..."/"I'd love to...""Je voudrais..."/"J'aimerais..." のことが多いです)
同じ意味を表すとしても,よりそのときの気持ちにあった表現が出来る言語を選んでしまいたくなるのは,本当のバイリンガルでもマルチリンガルでもないわたしにも分かります。
(※本当のバイリンガル云々=ここでは外国語としてではなくネイティブに両言語使えること,という意味で)

これからまた新たに話せる言語が増えたら,その言語でしか表現できない気持ち,というのがまた出てくるのかもしれません。
そう考えると,もしかしたら,言語を学ぶことが人間の感情を豊かにしているのかもしれませんね。

こんなこと考えて過ごすわたしは,
もし世界に言語が1つだったら楽なのにな〜と思いつつ,
いろんな言語・文化があって楽しいな,よしもっと学ぶぞ!とわくわくするのでした(笑)

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posted by Yuppy at 23:25 | Off | Comment(0) | TrackBack(0) | BlogMURA
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