2007年08月26日 Sun

タピオカの謎

マダムの言っていたタピオカの謎が少し解けました!

なんのことはない,タピオカ自体はわたしの言った通りなのです。
原料は南米原産のキャッサバでしょ,そして中華料理によく使われるでしょ,名前も「タピオカ」でなんら問題ない。

そして,辞書には載っていなかったのにインターネットで見つけました。
 
ウィキペディア。
しかも日本語版じゃダメなんです。フランス語版の項を見てください。(まず日本語で検索してその後左側の言語リンクで他の言語版が見られます)

Le tapioca, aussi appelé perle du japon est une fécule produite à partir des racines de manioc séchées puis traitées, et utilisée en cuisine.
訳すとこうなります:
タピオカ――perle du japonとも呼ばれる――は,干したマニオク(キャッサバ)の根から取れるでんぷんから精製・加工され,料理で使われる。

途中,動詞の過去分詞が女性複数・女性単数の形に変わったりしているのでややこしいのですが,だいたいこんな感じです。

そうか,マダムの言ってたのは正しかったのね〜。タピオカのことをそう呼ぶのか。。。

でも……これじゃ根本的な解決にはなってないのです。
だってわたしは「なんで」japonなのかが知りたいのです!
Je voudrais savoir pourquoi on appelle le tapioca "perle du japon".

大文字で書いてないし,国の意味はないのかなぁ?

と,思って探したんです,今度は英語版を。
英語版は絶対最強の情報があるに違いない!と思ったのです。

読んでも読んでも,ない……。
と思ったが,「日本」に関する記述がありました!
次の文章を読みましょう:
During World War II's Japanese occupation of Southeast Asia, many refugees survived on tapioca, as the plant is easily propagated by stem-cutting, grows well even in low-nutrient soils, and can be harvested every two months. Its young shoots were boiled and eaten as vegetables. Even the skin of the tuber was not wasted. The plant thus provided much needed carbohydrate and protein then.

へぇ!そうだったんだー!

...Et alors ?
だから「日本の真珠」?

ん〜結局分からずじまいかなぁ?

悔しいのでさらにインターネットで検索してみました。
検索語は「Tapioca」と「"perle du japon"」のダブル。
すると意外にも「Le Monde」の記事が引っかかりました。
(http://www.lemonde.fr/web/recherche_breve/1,13-0,37-973880,0.html)
Le manioc a la cote en cuisine, sous toutes les latitudes. La fécule qu'on tire de cette tubercule est le bien-nommé tapioca, plus poétiquement connu sous le nom de perle du Japon.

注目すべきは最後の文ですね。
 « poétiquement » ,つまり「詩的に」
美しい言い方として « perle du Japon » という言い方が知られている,と。

へー。

それだけ??(笑)
C'est tout ?

もう!
誰が最初に言い出したのそんなこと!

(笑)

疑問に思ったら知りたくてしょうがない子でした。(^_^;)

あと,その検索の続きで,フランス人のWeblogがひっかかりました。タピオカの写真が沢山あります。(あ,写真は2つしかないけど,タピオカがいっぱいあります(笑))
http://lacerisesurlegato.blogspot.com/2006/03/des-oeufs-de-mduse.html
コメントのところに,フランスの何処でタピオカがよく料理に使われるか書いている人が何人かいます。(ここでは訳しません,ごめんなさい)

タイトルと記事の内容は全般にわたってタピオカについてですが,タイトルと最初の文章をつなげると,
クラゲの卵,もしくは日本の真珠
って……。く、くらげのたまごー?!
もう……何がなんだかわかりません。(苦笑)

ということで,フランスで(フランス語で)タピオカのことを « perle du japon » と呼ぶことが確かであることはよくわかりましたが,引き続き,その明確な理由については謎のままです。

どなたか知っている方,あるいはいつか分かったら,わたしに教えに来てください。
お願いします。


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タピオカ食べたことありますか?
perle du japonの由来を知らなくても「こうだからじゃない?」とか「こんなこと聞いたことあるけど」というのがあったらどんどん教えてくださいね。

posted by Yuppy at 05:23 | Off | Comment(3) | TrackBack(0) | BlogMURA
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この記事へのコメント
初めまして。私は海外に長期滞在したことはないのですが、外国の方と話すのは大好きです。片言の英語で必死で会話をするのですが、ちょっとしたことでも文化や習慣の違いが感じられてとにかく面白いです。さて、タピオカを日本の真珠と呼ぶことに関してですが澁澤龍彦の著作に記述があります。それによると、1882年にパリからウィーンに向かう列車でベルギー王に出された夕食のメニューに「日本の真珠入りポタージュ」というものがあるとのこと。
つまり19世紀当時、すでにタピオカは「日本の真珠」と呼ばれていたんですね。残念ながら語源までは明らかにされていませんが。この文章にはそのほかにも「日本風サラダ」や「日本のクローヌ」(ちょろぎのことだそうです)についても書かれており
なかなか面白いです。
※「都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト」澁澤龍彦
  学研M文庫 
の中の「リゾームについて−十九世紀パリ食物誌」というタイトルの短いエッセイです。
posted by アタゴオル at 2009年09月18日 22:33
初めまして。タピオカを日本の真珠と呼ぶことに関してですが澁澤龍彦の著作に記述があります。それによると、1882年にパリからウィーンに向かう列車でベルギー王に出された夕食のメニューに「日本の真珠入りポタージュ」というものがあるとのこと。
つまり19世紀当時、すでにタピオカは「日本の真珠」と呼ばれていたんですね。残念ながら語源までは明らかにされていませんが。この文章にはそのほかにも「日本風サラダ」や「日本のクローヌ」(ちょろぎのことだそうです)についても書かれており
なかなか面白いです。
※「都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト」澁澤龍彦
  学研M文庫 
の中の「リゾームについて−十九世紀パリ食物誌」というタイトルの短いエッセイです。
posted by アタゴオル at 2009年09月18日 23:08
アタゴオルさん
コメントありがとうございます。(遅くなってすみません。しばらくお休みしていました。)
文献のご紹介ありがとうございます。ずいぶん昔から「日本の真珠」と呼ばれてきていたのですね。だれがどんな思いで言い始めたのでしょうね。気になるところです。
また何かわかったらぜひ教えてくださいね!
posted by Yuppy at 2010年05月30日 18:50
※お返事はReply記事でいたします(詳細:コメントポリシー(別窓))
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